Math.max()
Math.max() 関数は、入力引数として与えられた 0 個以上の数値のうち最大の数を返します。引数がなかった場合は -Infinity を返します。
試してみましょう
構文
js
Math.max()
Math.max(value0)
Math.max(value0, value1)
Math.max(value0, value1, /* … ,*/ valueN)
引数
value1,value2, … ,valueN-
最大値を選択して返すための、 0 個以上の数値です。
返値
解説
max() は Math の静的メソッドですので、生成した Math オブジェクトのメソッドとしてではなく、常に Math.max() として使用してください(Math はコンストラクターではありません)。
Math.max.length は 2 であり、最低でも 2 つの引数を処理するよう設計されていることを示唆しています。
例
Math.max() の使用
js
Math.max(10, 20); // 20
Math.max(-10, -20); // -10
Math.max(-10, 20); // 20
配列の最大値の取得
Array.prototype.reduce() を使用して、数値の配列の中にある最大値の要素を、それぞれの値を比較して探し出すことができます。
js
const arr = [1, 2, 3];
const max = arr.reduce((a, b) => Math.max(a, b), -Infinity);
次の関数では Function.prototype.apply() を使用して配列の最大値を取得します。 getMaxOfArray([1, 2, 3]) は Math.max(1, 2, 3) と同等ですが、 getMaxOfArray() はプログラム的に構築された配列に使用することができます。これは比較的要素が少ない配列に対して使用してください。
js
function getMaxOfArray(numArray) {
return Math.max.apply(null, numArray);
}
新しいスプレッド構文で、 apply によって配列の最大値を得る方法をより短く書くことができます。
js
const arr = [1, 2, 3];
const max = Math.max(...arr);
しかし、スプレッド構文の (...) と apply のどちらも、配列に膨大な要素があった場合は、配列の要素を関数の引数として渡そうとするため、失敗したり、誤った結果を返したりすることがあります。詳しくは apply を組み込み関数と共に利用するを参照してください。 reduce の方法はこの問題が発生しません。
仕様書
| Specification |
|---|
| ECMAScript Language Specification # sec-math.max |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser