Warning
メモ: Warning ヘッダーはまもなく非推奨になる予定です。詳しくは Warning (https://github.com/httpwg/http-core/issues/139) や Warning: header & stale-while-revalidate (https://github.com/whatwg/fetch/issues/913) をご覧ください。
Warning は HTTP の一般ヘッダーで、可能性のある問題についてメッセージのステータスによる情報を含みます。一つのレスポンスに複数の Warning ヘッダーが含まれる可能性があります。
Warning ヘッダーフィールドは一般的にあらゆるメッセージに適用できますが、一部の警告コードはキャッシュ専用であり、レスポンスメッセージのみに適用することができます。
構文
Warning: <warn-code> <warn-agent> <warn-text> [<warn-date>]
ディレクティブ
- <warn-code>
-
3 桁の警告番号です。最初の桁は、検証後にレスポンスを格納する際に
Warningを削除する必要があるかどうかを示します。1xxの警告コードは、新鮮さやレスポンスの検証ステータスを表し、キャッシュされる際に削除されます。2xxの警告コードは、検証によって修正されない表現のいくつかの側面を説明しており、レスポンス全体が送信されない限り、検証後もキャッシュによって削除されないことを表します。
- <warn-agent>
-
Warningヘッダーを追加するサーバーやソフトウェアの名前または仮名です (エージェントが不明な場合は "-" になることがあります)。 - <warn-text>
-
エラーを説明する助言のテキストです。
- <warn-date>
-
任意。複数の
Warningヘッダーが送信される場合は、Dateヘッダーと一致する日付を入れてください。
警告コード
HTTP Warn Codes registry at iana.org では、警告コードの名前空間を定義しています。
| コード | テキスト | 説明 |
|---|---|---|
| 110 | Response is Stale | キャッシュによって提供されたレスポンスが古くなっている (有効期限が切れている)。 |
| 111 | Revalidation Failed | サーバーへ到達できなかったため、レスポンスの検証をしようとして失敗した。 |
| 112 | Disconnected Operation | キャッシュがネットワークの他の部分から切断された。 |
| 113 | Heuristic Expiration | キャッシュが 24 時間より長い保持時間を選択しており、かつレスポンスの時間が 24 時間よりも長い場合。 |
| 199 | Miscellaneous Warning | 任意で特定されていない警告 |
| 214 | Transformation Applied | コンテンツのエンコーディング、メディア種別など、表現方法の変換を行った場合にプロキシが追加します。 |
| 299 | Miscellaneous Persistent Warning | 199 と同様だが、永続的な警告を含む場合 |
例
Warning: 110 anderson/1.3.37 "Response is stale" Date: Wed, 21 Oct 2015 07:28:00 GMT Warning: 112 - "cache down" "Wed, 21 Oct 2015 07:28:00 GMT"
仕様書
| 仕様書 | 題名 |
|---|---|
| RFC 7234, セクション 5.5: Warning | Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Caching |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser