厳密等価 (===)
厳密等価演算子 (===) は、二つのオペランドが等しいことを検査し、論理値で結果を返します。等価演算子とは異なり、厳密等価演算子はオペランドの型が異なる場合、常に異なるものと判断します。
試してみましょう
構文
js
x === y
解説
厳密等価演算子 (=== および !==) は、厳密等価比較アルゴリズムを使用して 2 つのオペランドを比較します。
- オペランドの型が異なる場合は、
falseを返します。 - 両方のオペランドがオブジェクトである場合、同じオブジェクトを指している場合に限り
trueを返します。 - 両方のオペランドが
nullまたは両方のオペランドがundefinedであった場合はtrueを返します。 - どちらかのオペランドが
NaNであった場合はfalseを返します。 - それ以外の場合は、2 つのオペランドの値を比較します。
- 数値型は同じ値の数値である必要があります。
+0と-0は同じ値と見なされます。 - 文字列型は同じ文字が同じ順序で並んでいる必要があります。
- 論理型は両方が
trueであるか両方がfalseである必要があります。
- 数値型は同じ値の数値である必要があります。
この演算子と等価 (==) 演算子の最も顕著な違いは、オペランドの型が異なる場合、 == 演算子は比較前に同じ型に変換しようとすることです。
例
オペランドが同じ型である場合の比較
js
console.log("hello" === "hello"); // true
console.log("hello" === "hola"); // false
console.log(3 === 3); // true
console.log(3 === 4); // false
console.log(true === true); // true
console.log(true === false); // false
console.log(null === null); // true
オペランドが異なる型である場合の比較
js
console.log("3" === 3); // false
console.log(true === 1); // false
console.log(null === undefined); // false
オブジェクトの比較
js
const object1 = {
name: "hello"
}
const object2 = {
name: "hello"
}
console.log(object1 === object2); // false
console.log(object1 === object1); // true
仕様書
| Specification |
|---|
| ECMAScript Language Specification # sec-equality-operators |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser